税務署あがりの税理士

税務署勤務を経由して税理士になった人は、税務署アガリだとか税務署OBと呼ばれています。

税務署あがりの税理士と呼ばれるものには、二種類あります。
1.税務署に勤務しながら税理士試験に合格した人
この人たちは一般の税理士試験合格の人とあまり変わらないように感じますね。
けれど勤務内容に応じて10~15年勤務すると、税法に属する科目が免除されます。
5科目のうち3科目が免除されるですから、グッと合格しやすくなります。

2.23年勤務し、指定研修によって税理士となった人
税務署OBという場合には主にこちらを指します。
一定の条件下で税務署に23年勤務すれば、税法科目に加え会計科目が免除されます。
指定されている研修を修了することで税理士資格を取得できるのです。
この研修は日商簿記2級程度の難易度だと言われています。
税理士試験と比べると非常に簡単ですね。

◎税理士業界を牛耳る税務署OB

税理士の平均年齢は、60歳程度だと言われています。
この数字は他の士業と比較しても、異常に高いものです。
このように平均年齢が高い理由は、税務署OBが存在しているからです。

全国に6万人いると言われている税理士のうち、半数が税務署OBだと言われています。
税務署OBは、税務署を定年間近で辞めてから税理士となります。
このような人たちが半数を占めるのですから、
税理士の平均年齢が高くなるのも納得ですね。

税務署OBは税務署で署長クラスだった人がなると言われています。
長年責任のある地位にいたのですから、当然コネも数多く持っています。

開業税理士の平均年収が2000万とも3000万とも言われていることと、関係があるかもしれませんね。
なお近年は飽和状態にあるため、税務署OBとして税理士開業する人は少なくなっているようです。
このルートを安直に目指すことは、考えものかもしれません。

税務署OBという形で税理士資格を与えられている…
このような制度は、天下りの一形態だと批判する人も多いようです。

いずれにせよ、税理士に関するデータを見るときには
税務署OBと試験突破組を分けて考える必要がありそうですね。

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